国別対抗

オーストラリアのメルボルンではISPSハンダW杯が開催しており、日本からは松山英樹選手と石川遼選手が参戦しています。このトーナメントは一つのボールを交互にうっていくという形式と、フォーボール形式というそれぞれがホール毎にプレーしよいスコアを記録していく方式と曜日によって採用形式が決まっていく珍しいトーナメント。従来のスタンスとは大きく異なる形で、国別対抗となっており、出場選手同士のチームワークが順位に左右されるといっても過言ではないでしょう。現時点の速報では日本は9位で上位とは僅差で上位に迫っている感じです。デンマークのケルドセン選手とオルセン選手が現時点の2位のアメリカを突き放している感じですが他は差がない状況です。この大会は過去に2002年大会で伊沢利光選手と丸山茂樹選手が臨んで優勝しているとの事です。松山選手は今月の三井住友VISA太平洋マスターズも勝っていますし、何よりも日本オープンを制して大きなインパクトを残しました。石川遼選手も腰痛などベストシーズンとはいいがたかったとは思いますが、今年は日本ツアーで優勝もしており復調の兆しを見せています。同世代の2人で残りラウンドも頑張ってもらい速報を楽しみにしたいと思います。

タイトル争い

男子ゴルフも女子ゴルフも10月後半となり佳境になってきました。昨日のブリヂストンオープンは小平智選手が初日91位から大逆転勝利を飾りました。小平選手は3日目に6②という驚異的なスコアで一気に上位進出して、最終日上位の選手がスコアを伸ばせない中、67で凌いで2位の李京勲選手の猛追を1打差凌いでの今シーズン初勝利となりました。前回が優勝が昨年の日本オープンですから、約1年ぶりの勝利となります。賞金ランキング逆転を狙う谷原秀人選手は10位、賞金ランキングトップの池田勇太選手は50位でした。現在男子ゴルフの賞金ランキングは1億円を突破しているのは池田勇太選手と谷原秀人選手のみ。これにキムキョンテ選手が僅差で続き、3人による賞金王争いになってきたような感じです。キムキョンテ選手は過去2回賞金王になっているベテランのため、これからの終盤戦に大きく崩れることはないかと思います。谷原選手、池田選手ともにはじめての賞金王となりますので、これからの終盤戦はプレッシャーがかかるトーナメントが多くなると思います。男子ゴルフは残り6戦終盤戦までわからなくなってきました。女子ゴルフも先週の延田マスターズGCレディースで笠りつ子選手が優勝争いを演じ、残念ながら優勝とはなりませんでしたが、2位タイでフィニッシュし、賞金ランキングを着実につみあげています。気が付けば1位のイボミ選手と3千万円差。この差は大きいですが、今の笠りつ子選手であれば逆転の可能性もあります。若手の鈴木愛選手も1億円突破しています。イボミ選手の安定感は抜群ですが、終盤の追い上げあるでしょうか。女子ゴルフの場合は残り5戦となり、こちらも賞金女王争いに注目です。

国際色豊かなトーナメント

男子ゴルフのアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップは大阪府の茨木CCで行われていましたが、優勝は台湾のセン世昌選手で優勝スコアは-10アンダー。他の選手を引き離す最終日圧巻のゴルフで優勝となりました。他の選手のスコアが伸び悩む中、今日だけで-8だったのでお見事だったと思います。セン世昌選手は最終日ラウンド前はトップを行くタイの17歳パチャラ選手とは6打差開いていましたので、そこからの逆転劇となりました。単独2位には昨日まで2位だった小池一平選手がつけて今後の活躍を予感させてくれました。小池選手は池田勇太選手などと同期の選手で6月に優勝を飾った塚田陽亮選手も同期となります。所属コースは出身地の山梨県境川カントリー倶楽部に所属しており、今度は関東開催のツアーでも成績を残してくる選手かと思います。最終日は一時単独トップに立つ場面もありましたが、やはり最終日独特の優勝のプレッシャーがあったのでしょうか。その後はスコアを伸ばせませんでしたが、優勝争いを経験できたのは大きかったと思います。単独3位には山下和弘選手が入りました。女子ゴルフは宮城テレビ杯ダンロップオープンが利府GCで開催され、最後は申ジエ選手と李知姫選手のプレーオフに。相手がベテラン同志でしたので見ごたえのあるプレーオフになりましたが、軍配は李知姫選手に。今シーズンツアー2勝目と同時に生涯獲得賞金も10億円突破の偉業を達成しました。息の長い選手でトーナメント終盤戦でもしぶといゴルフを見せて賞金女王争いにも名乗りを上げてきてくれそうな選手です。

今週のゴルフ、メジャー最終戦

今週は国内では男子がANAオープンが北海道で、女子は愛知県でマンシングウェア東海クラシックが開催されている。故障から復帰した石川遼選手の話題をさらっていますが、ANAオープンは昨年優勝したトーナメントでホストプロでもあります。2日間終わってブレンダンジョーンズ選手に1打差つけて単独首位。RIZAPKBCオーガスタでは優勝を飾り、フジサンケイクラシックは2位タイと復帰後から全開のゴルフを続けていますが、得意の札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで2連覇となるでしょうか。日本人選手では他に片岡大育選手が上位に進出しています。片岡選手はフジサンケイクラシックでも石川遼選手と同スコアの2位タイでしたので調子はいいのだと思います。毎年ANAオープンが開催されている札幌GC輪厚コースは北海道を代表するコースとしても有名で、輪厚コースは昭和33年8月に開場しており、戦略性、景観ともに素晴らしい一度はプレーしてみたいコースです。井上誠一の設計コースといえば、今年日本女子オープンが開催される烏山城カントリークラブなどこれまで男子ゴルフ、女子ゴルフ問わず数々の熱戦の舞台となっています。関東県内にも多数のゴルフ場がありますが、最近までサイバーエージェントレディースが開催されていた鶴舞カントリー倶楽部や同じ千葉県の浜野ゴルフクラブなども設計コースです。国内女子マンシングウェア東海クラシックは初日は全美貞選手と成田美寿々選手が首位に立って2日目を迎えています。成田選手は昨年ツアー2勝をあげていますが、今年はまだ未勝利。連戦の疲れがたまっているとの事ですが、そろそろ今シーズンの初勝利が待ち遠しいところです。海外の女子ゴルフはエビアン女子ゴルフがフランスで開催されており、今年の海外メジャートーナメントの最終戦です。昨年はランキング1位のリディア・コ選手が優勝しており、過去には宮里藍選手が2009年と2011年に優勝したトーナメントでもあります。速報スコアを見ると日本人選手では野村敏京選手が10位台前半でトップは韓国のチョン・インジ選手となっています。2位もアジア勢が独占しており、これから後半戦に入ってどうなるか。リオ五輪も終わりメジャー最終戦ですのでこちらも注目が集まります。

ゴルフ目白押し

今週は海外女子が全英リコー女子オープンがイギリスで、アメリカでは全米プロゴルフ選手権が開催されており、国内でも女子が山梨県大東建託・いい部屋ネットレディスが北海道では日本ゴルフマッチプレー選手権が開催されており、国内外のゴルフトーナメントが盛りだくさんの状況です。注目の全英リコー女子オープンでは参戦した日本人選手8名中4名が予選突破しました。日本人選手では野村敏京選手と宮里美香選手が-4で15位タイと好位置につけて後半戦に入ります。海外メジャー初挑戦かと思いますが、西山ゆかり選手も-2・33位タイと立派なスコアで予選突破しました。昨日は最終ホールでは距離の残ったパッティングをしっかり治めてバーディー締め。国内ツアーとは大きく雰囲気が異なるかと思いますが、しっかり結果を出してくれました。苦労人の選手だけに最終日まで善戦に期待したいです。鈴木愛選手は+1とカットラインぎりぎりでの予選通過となりました。一時はイーブンが予選通過ラインかと思われていただけに、転がり込んできたチャンスをいかして残り2日間頑張ってもらいたです。残念ながら宮里藍選手と柏原明日架選手、横峯さくら選手、上田桃子選手は予選落ちとなってしまいました。今年の全英リコー女子オープンはリンクスでの開催ではなくロンドン郊外のゴルフ場で開催されています。いわゆる風の影響はそれほどなさそうですが、テレビで見ててもうねりのあるグリーンがつづきますので、このグリーンを攻略できればスコアは延ばせると思います。2日間終わってトップのリーミリム選手のスコアが-11なので残り2日間バーディー合戦になる可能性があります。野村敏京選手はこの後日本代表としてリオ五輪が控えていますので、ぜひ今回のメジャーと次の五輪好成績を残してもらいたいです。全米プロゴルフ選手権はイーグルを奪取した松山英樹選手はじめ参戦している池田勇太選手と谷原秀人選手も好スコアで折り返しています。松山英樹選手はここ2戦のメジャーで予選落ちとなっていましたが、この全米プロを見る限りは安全復調というところでしょうか。最後のメジャーだけに期待が高まります。

全米オープン予選落ち

今年のメジャー2戦目全米オープンは全米でも難コースとして有名なオークモントCCで開催されていますが、期待の松山英樹選手は残念ながら予選落ちとなってしまいました。初日の雷雨の影響もあったかと思いますが、一気に36Hをまわる過酷なラウンドも影響したと思います。松山英樹選手はこれまで全米オープンを過去3度全て決勝ラウンドに進出していましたが、今年はコースコンディションもあったかと思いますが残念な結果となってしまいました。日本人選手では宮里優作選手と谷原秀人選手の二人が決勝ラウンドに進出しています。3日目も全選手がラウンドできていないため、暫定の順位かと思いますが、宮里優作選手が21位につけています。アイルランドのシェーン・ローリー選手が頭一つ抜け出していますが、コンディションによっても最終日もう一波乱ありそうです。国内では女子ゴルフのニチレイレディスが袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コースで開催されており、ここ2年連覇している申ジエ選手がアマチュアの勝みなみ選手を抜いてトップに立ったようです。3連覇となると脅威的ですが、これからのサンデーバックナインどうなるでしょうか。テレビ中継を楽しみにしたいです。開催されている袖ヶ浦CC新袖コースは近くには平川CCやバーディクラブ、麻倉GC京葉CCなど多数のゴルフ場があるエリアです。都内からもアクセスしやすくところにあるため、ゴルフ会員権相場は高そうなコースが多いですが、都内からもアクセスしやすく週末は天候も持ったため、最終日コースへ行かれるギャラリーは多いのではないでしょうか。

日本ツアー復帰

先週の女子ゴルフ中京テレビブリヂストンレディースは鈴木愛選手がプレーオフの末、競った上原美希選手、藤本麻子選手を破って今シーズン初優勝しました。鈴木選手はツアー通算2勝目となり、優勝となると実に1年八か月振りとなります。2勝目まで実に長い期間かかりましたが、まだ若手の22歳。これから日本ツアーを代表する選手に成長してもらいたいと思います。今週は場所を徳島県鳴門市に場所を移してリゾートトラストレディースが開幕します。鈴木選手にとっては地元での開催のようで、ここでも上位進出が期待されます。アメリカの女子ゴルフツアーキングズミル選手権では上位につけていた宮里美香選手が15位フィニッシュ。横峯さくら選手が24位フィニッシュとなりました。宮里美香選手は初日首位スタートだっただけに最終日スコアを伸ばせず惜しい結果となりましたが、上位争いもできるようになってきたため、調子は上向きだと思います。リオ五輪が迫っていますが、日本代表として誰が選ばれるのか。世界ランキングでは野村敏京選手のランキング高いですが、ほかに宮里美香選手はじめ渡辺選手や大山志保選手などの名前も挙がっています。まだ代表発表までに時間はありますが、女子ゴルフ代表の行方も楽しみなってきました。また、アメリカツアーといえば、昨日今日で入ってきたニュースで、有村智恵選手の日本ツアー復帰の発表があったようです。ここ数年アメリカツアーに軸足を置いていたため、日本ツアーのシード権はなくなっていますが、本格的に日本ツアー復帰となれば過去には賞金ランキング上位常連の選手でしたので、日本のゴルフ場に慣れてくればまた結果を残してくると思います。今年はこれまで外国勢の躍進が目立ちますが、鈴木選手やベテランの有村選手復帰によって、中盤戦の日本人選手の活躍にも期待したいです。