ゴルフ市況など

アメリカ・ウィスコンシン州のブラックウルフランで開催されていた全米女子オープンが先週終了しました。優勝は韓国のチェ・ナヨンで自身初のメジャー制覇となりました。開催されていたブラックウルフランは難コースのようでメジャー特有のパーセーブできればバーディーと一緒のようなスコアが出にくいゴルフ場で、そんな中チェ・ナヨンは3日目に爆発的なスコアを記録して混戦から抜け出しました。残念ながら2週連続の優勝を狙った宮里藍は出だしこそ良かったもののツアー後半で失速してしまいました。一方ここ数戦絶好調の宮里美香は最終日3位タイという好位置からスタート。チェ・ナヨンとのスコア差は7打差ありましたが、それでも2位は狙える位置。世界のトッププロに混ざって本当にもうすぐ優勝、という位置にいると思います。宮里美香の最終日は前半で3つのスコアを落とすという厳しい展開になってしまい結局上位進出の芽を摘むんでしまいました。ゴルフはメンタル面のスポーツなのでやはり前半に早いホールでバーディを取たかったと思います。そこでバーディー奪取できればおそらくそのあとの展開も変わっていたに違いありません。本人曰く優勝まであと一歩のところまで来ているとのことですが、まさにその通り。日本での初優勝も茨城県大利根カントリークラブで開催されたメジャー日本女子オープンでしたから、大舞台に強いのは証明済み。あとは今シーズン残りひとつとなったメジャー大会全英オープンに向けてさらにタフなゴルフができるよう技術を磨いてもらいたいと思います。プロゴルフツアー以外では最近の話題としてアコーディアとPGMというゴルフ場経営会社の統合問題が話題にあがっていました。やはり国内最大級のゴルフ場運営会社同士の話題ですので注目が集まります。私個人もアコーディアやPGMのゴルフ場でよくプレーをしますし、状況によっては日本のゴルフ場が大きな転換点を迎える可能性があります。両社はゴルフ会員権でも名義書換を減額するキャンペーンを行っていたりとゴルフ場のメンバー活性化に向けて積極的な動きを見せています。最近は法人もゴルフ会員権を資産として持たなくなったり、古くからのメンバーの方が亡くなって、相続ゴルフ会員権も多いと聞きます。ゴルフ会員権は所有していると年会費の支払いが発生しますので市場でできる限り相続された人は売却したいのが本音で経済状況も相まってなかなか相場を支える購入側の勢いがみられません。震災の影響から少しずつ回復していると聞きますが、まだまだゴルフ会員権相場上昇には時間がかかると踏んでいます。話は国内ツアーに変わって国内の女子ゴルフツアーはやはり韓国勢が成績的にも上位となっています。今週はスタンレーレディスが開幕してこのツアーが今年の18戦目でちょうど折り返しと言えます。昨年は有村智恵選手が制しているツアーでもあり今年はどうなるでしょうか。過熱化する賞金女王争いにも注目したいです。