開幕までもう少し

今年も国内女子ゴルフトーナメント開幕まで残り1ヶ月を切ってきました。この時期のゴルフ場は朝はかなり冷え込みグリーンが凍っていたりする時もありますが、今日みたいに快晴の日はやはりプレーをしていてとても気持ちがいいものです。この時期個人的に沖縄でプレーしたことはありませんが、3月上旬でも沖縄のゴルフ場はかなり暖かいことが予想されます。毎年ダイキンオーキッドレディスは開幕戦として華やかなメンバーが揃い楽しみも大きいツアーですが、今年はアメリカツアー参戦中の横峯さくら選手、有村智恵選手、上原彩子選手、宮里美香選手も参戦予定との事で地元出身の上原選手、宮里美香選手の参戦もあって大きく盛り上がりそうです。昨年はO・サタヤ選手が頭一つ抜け出して優勝し、一昨年は森田理香子選手と横峯さくら選手がプレーオフまでもつれる息をのむ展開に。結局この二人、シーズン終盤まで賞金女王争いを演じることとなり、シーズンを占う意味でも重要な一戦となりました。また3年前は斉藤愛璃選手が華やかな初優勝を飾ったツアーでもあります。国内最初のメジャートーナメントは今から3ヶ月先のワールドレディスチャンピオンシップ(茨城ゴルフ俱楽部)まで待つことになりますが、昨年かなり強かったアン・ソンジュ選手に今年の日本人選手たちがどう立ち向かうのか今から楽しみです。既にアメリカでは毎週トーナメントが開催されていますが、国内ツアーの開幕ももう少しとなりました。

来年のスケジュール

女子ゴルフは先日来シーズンのトーナメントスケジュールを発表しましたが、試合数は37試合と多くのスポンサーがついて相変わらずの人気を博しています。今年は成田美寿々選手、鈴木愛選手、酒井美紀選手など若手の台頭が目立った一年間でしたが、来年もツアーの充実に併せて多くの若手選手の台頭が期待されます。今年はやや昨年に比べて精彩をかいてしまった森田理香子選手や吉田弓美子選手の巻き返しにも期待がかかります。アン・ソンジュ選手はじめイ・ボミ選手など外国勢の活躍が目立った2014年シーズンではありますが、今年は上田桃子選手の復活や高校生の勝みなみ選手の優勝など注目のニュースも多くありました。来年は絶対的な安定感を誇るアン・ソンジュ選手が各選手の目標になるかと思います。ただ、次から次に若手が台頭してきており国内女子ゴルフツアーのレベルも上がっているのではないでしょうか。また気になるニュースでは来年横峯さくら選手がアメリカツアーに本格参戦になります。同世代の宮里藍選手は既にアメリカツアーを主戦場に戦っており、かつての国内ツアーを盛り上げた二人の選手が来年共にアメリカツアーに挑戦することになり、個人的には来年の楽しみが増えました。今年は海外ツアー参戦組の日本人選手が苦しい戦いを強いられましたが、国内ツアーエース格の横峯さくら選手が加わることで各選手相乗効果がまし好結果につながってくれればと思っております。

華のある選手

日本でもトップクラスの選手が集まるダンロップ・フェニックス(フェニックスCC)は初日11位だった松山英樹選手が2日目に1イーグルを最終18Hで出して一気に単独首位になって折り返しました。1打差の2位タイにはI・H・ホ選手とJ・スピース選手が付けています。松山選手にとってはアメリカツアー挑戦のスケジュールもあり、ダンロップフェニックスが今シーズンの最終戦となります。3日目の今日もスピース選手と同組で競り合ったようですが、話題を独占しつつ最終日を迎えることになります。今のところの速報では2打差で単独首位。今の実力ならばこのまま逃げ切りも可能そうです。さすがは昨年圧倒的な強さを見せた賞金王です。女子ゴルフトーナメントは国内ツアーは残り2戦。大王製紙エリエールレディスオープン3日目は鈴木愛選手が単独トップで最終日を残すことになりました。今年日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(美奈木ゴルフ倶楽部)でも優勝を飾っており、上り調子の若手選手です。単独2位には横峯さくら選手。横峯選手は今年未勝利で、昨年は4勝しているだけに、何としてもシーズン初優勝をという状況だと思います。国内ツアーは男子も女子も残りツアー数が少なくなっていますので、一ゴルフファンとして残りの試合を楽しみたいと思います。

20歳の選手の躍進

今週の男子ゴルフはHEIWA・PGM選手権in霞ケ浦がPGMの美浦ゴルフ倶楽部で開幕しています。3日目を終えて昨日まで5位タイだった近藤共弘選手が単独首位に立って最終日を迎えます。2打差の2位タイには藤本佳則選手とブラッド・ケネディ選手、そして2日目まで首位に立っていた谷原秀人選手が並んでいます。2打差のリードでの最終日。近藤選手は既にベテランの選手ですから百戦錬磨のゴルファーですが、久しぶりの優勝争いにもなりますので、注目の集まる最終日どのようにまとめてくるか今から楽しみが続きます。ただ、近藤選手、3日目は8バーディー、1ボギーの64でラウンドしていますから、勢いはかなりある状態での最終日です。注目のこのツアー参加の石川遼選手は34位タイで最終日を迎えることになります。ツアー前から注目の集まる石川選手ですが、得意の三井住友VISA太平洋クラシックも控えておりますし、茨城の美浦GCで11月のトーナメントの弾みをつけたい最終日です。女子ゴルフは今週三重県近鉄賢島CCでミズノクラシックが開催されています。2日間終わって鈴木愛選手が単独首位で最終日を迎えることに。このツアー世界からもトッププロが集結しており、日本国内だけでなく注目の集まるツアーです。プレッセル選手やステーシー・ルイス選手など世界のトッププロが集結していえるだけあって、鈴木選手にはかなりのプレッシャーがかかる最終日になるかと思いますが、自分のゴルフに徹して快挙を成し遂げてもらいたいと思います。関東での開催ツアーではありませんが、明日は大きな注目が集まる一日になりそうです。

男子ゴルフ終盤戦

男子ゴルフは千葉県の袖ヶ浦カンツリー倶楽部袖ヶ浦コースでブリヂストンオープンが3日目を終了しました。トップにたっているのは小田孔明選手で現在賞金ランキング2位につけており、今年は賞金王を狙える位置にいます。2位の矢野東選手に3打差つけているため最終日はセーフティリードと言えるかもしれませんが、まだまだ上位陣は混戦です。このところ優勝争いに加わっていなかった小田孔明選手ですが、ブリヂストンオープンで優勝することで一気に浮上して11月からのシーズン終盤戦に向けての浮上になってもらったらと思います。バーディー奪取率の高い選手で調子が良ければ小気味よくスコアを伸ばしていくベテランの36歳。また賞金ランキング1位の藤田寛之選手も3日目にスコア65をたたき出し一気に11位に浮上してきました。できる限り10位以内にフィニッシュして、賞金総額をアップさせておきたいところです。男子ゴルフはこの後マイナビABCチャンピオンが兵庫県で開催され、11月上旬に茨城県美浦ゴルフ倶楽部でHEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦が開幕します。開催が茨城県のPGMコースとあって美浦GCでプレーされた経験を持つ方は多いのではないでしょうか。先日は同じ茨城県のPGM経営の扶桑カントリー倶楽部でプレーをしてきましたが、自身は美浦GCでプレーしたことはありません。いつかは挑戦してみたいコースです。PGMの総武カントリークラブ同様PGMのフラッグシップコースとして定評のあるチャンピオンコースで、現在は預託金充当キャンペーンを年内行っているので、この制度を利用して美浦GCメンバーになられる方も多いかと思います。昨年は中国出身の呉阿順選手が1打差優勝しましたが、美浦GCを舞台に今年はどんなドラマが繰り広げられるか。美浦GCは比較的都内からのアクセスも良いため、今年も多くのギャラリーが集まると思われます。

バーディラッシュ、何とか天候維持

台風の影響が心配されましたが、今週は男子ゴルフトーシントーナメント(TOSHINGC)とLPGAはスタンレーレディス(東名カントリークラブ)が開催されていますが、何とか台風の影響を受けずに進めそうでしょうか。男子ゴルフはスコアがすごいことになっていて、すごいアンダーパーで最終日のサンデーバックナインに進んでいます。普通のゴルファーですとそこそこ難しいと思うコースもプロだといとも簡単にスコアがでてしまう、ということでしょうか。開催コースでプレーしたことはありませんが、トーナメント仕様とはいえ、フェアウェイが絞られる等がないとやはりそこはプロで難なくバーディを取っていくということでしょうか。3日目は韓国のS・H・キム選手が61という驚異的なスコアをだしていすから最終日もバーディラッシュによる激しい優勝争いが予想されます。静岡県の東名カントリークラブで開催されているスタンレーレディースは2日目まで終了して李知姫選手が単独1位で最終日を迎えています。これからテレビ放送になるので何とも言えませんが、2位で逆転優勝を目指す成田美寿々選手とは3打差。ベテラン選手だけに現在のスコアがセーフティリードかどうか楽しみにしたいところです。単独3位には賞金女王争い上位のアン・ソンジュ選手もつけていますのでまだまだひと波乱ありそうです。このツアー得意としている有村智恵選手は残念ながらまだ上位争いできていないようです。何とかこのまま台風19号の影響を受けず両ツアーが進んでもらいたいと思います。

海外ツアー予選終了、伝統の北海道の一戦、ゴルフ人口など

アメリカ女子ゴルフツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックで初日75位と出遅れた宮里藍選手が2日目猛チャージで2日目は67でラウンドし、一気に16位浮上。宮里美香選手と同順位につけました。他には上原彩子選手が初日4位スタート、2日目終わっても10位と健闘しています。宮里藍選手は先週のエビアン選手権で、一番可能性のあるメジャーと思ってみていましたが、残念ながらの予選落ち。初日もスコアは良くなかったので厳しいかと思っていましたが、一気に挽回してきました。決勝ラウンドに進んだ3選手にはぜひ頑張ってもらいたいと思います。国内ツアーでは男子ゴルフが北海道でANAオープン(札幌ゴルフ倶楽部輪厚)で2日間が終了。久しぶりの谷原秀人選手が後輩の藤本選手などを抑えて1打差つけて単独首位。谷原選手は決して万全な状態でなかったと思いますが、後半戦の2日間にも期待したいと思います。このツアー2010年から池田勇太選手→バーンズ選手(2011年)→藤田寛之選手(2012年)→小田孔明選手(2013年)とビッグネームの選手が優勝しています。またANAというスポンサーもあってか毎年石川遼選手が参戦して大いににぎわうツアーでもあります。伝統の一戦後半戦どうなるか今日を含めて残り2日間楽しみなツアーです。ゴルフ業界は2015年問題などと色々ゴルフ人口の減少に対して対策を求められているとニュースにも出ていました。女子ゴルフを見ていると若手の有望選手がどんどん出てきて盛り上がっていますが、まだ一般的には敷居の高いスポーツという印象が強いのだと思います。今のゴルフをささえている65歳前後のシニアのゴルファーたちが引退をした後、どうやってプレーヤーを増やしていくか、業界全体近々の課題となっています。都内近郊のゴルフ場はプレーフィーも高くなるため、家族気軽にゴルフを楽しむという環境はないかもしれませんが、親子でゴルフなどゴルフ人口を増やすための施策をゴルフ場が率先して行っていかないとただでさえ少子化の時代ですからゴルフ人口が減っていってしまう可能性があります。幸いそうしたことを見越して若手のゴルファーの料金を優遇するなどのプランを発表しているゴルフ場も結構出てきています。千葉県の八幡カントリークラブなどはメンバーのお子さん(~18歳)がプレーする際、格安料金でお子様のプレーが可能といったプランを発表しており、今後コースがこうした取り組みを率先して行っていくことで、ゴルフ人口拡大が少しずつ広まってくるのかもしれません。