驚異的なスコアで首位浮上、日本オープン開催コース

男子ゴルフは今週は日本オープン兵庫県の六国国際GCで開催されています。昨日驚異的だったのは小平智選手でなんと難コースと言われる六甲国際GCで62というスコアを出し、一気に首位に立ちました。小平選手に続き2打差で追いかけるのはアマチュアの金谷拓実選手で若手の選手2名に昨年の覇者池田勇太選手が追いかける展開です。まだ2日間終わった時点で今日から後半戦に入っていますが、まだひと波乱、ふた波乱ありそうな雰囲気です。歴史ある日本オープンですが、2010年(キム・キョンテ、愛知CC)、2011年(ベ・サンムン選手、鷹之台CC)こそ韓国人選手の勝利でしたが、2012年以降ここ3年は日本人選手による優勝が続いています。2012年(久保谷健一選手、那覇GC)、2013年(小林正則選手、茨城GC)、2014年(池田勇太選手、千葉CC)。今年は海外からマスターズ覇者のアダム・スコット選手が来日参戦したりと日本オープンらしい格式ある大会となっています。トップ選手が集結するこの大会で残り2日小平智選手が逃げ切りを図れるでしょうか。調子は絶好調で昨年の日本オープンでは池田勇太選手と優勝争いを行い惜しくも1打差及ばず2位タイ。惜しくもビッグタイトルを逃しており今年にかける思いは強いと思います。くしくも池田勇太選手は今度は僅差で追いかける展開。ベテランの域に達し選手会長でもある百戦錬磨の池田選手とのデッドヒートにも注目です。なお、日本オープンは毎年開催コースを変えて実施されています。来年2016年は埼玉県の名門、狭山ゴルフ・クラブが予定されています。今年開催されている六甲国際ゴルフ倶楽部は開場から40年以上の歴史を持ち、ヤーデージは7,416ヤードと距離もかなりありタフなコース設計です。名門コースと呼ばれるコースは比較的古いコースが多いので六甲国際GCはその中では比較的新しい部類のコースになるのではないでしょうか。1996年には帝王ジャック・ニクラウスによる監修の元コースの大幅改修も行われています。先日プロゴルフトーナメントが開催された石岡ゴルフ倶楽部もニクラウスの設計ですし、同じ茨城県のGolf5カントリーサニーフィールドなどもニクラウス設計で日本には多くの設計コースが点在しています。神奈川県の清川カントリーもJ・ニクラウス設計のゴルフ場です。プロゴルフトーナメントが開催されるコースも多く、一度はこうした名設計家が設計したコースでラウンドしてみたいと思います。

賞金王返り咲きか、初の賞金王か

昨日のANAオープンはANAとスポンサー契約を結ぶ石川遼選手が見事な優勝を飾り日本ツアー通算12勝目を飾りました。前回小田孔明選手とのプレーオフの末優勝した昨年のセガサミーカップ以来の日本ツアー参戦でしたが、ホストプロとしてきっちり結果を出してくるところはさすがと言わざるを得ません。札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースという北海道を代表するような名門コースで存在感ある優勝ですから絵になる選手です。この後は日本ツアーに転戦する訳ではなくアメリカツアーに戻るようですが、三井住友VISAや最終戦のJTカップなどの参戦もあるかと思いますので、絵になる男石川遼選手が参戦する場合は大きく盛り上がりそうですね。今年の男子ゴルフはまだまだこれから高額賞金のトーナメントが残されていますが、キム・キョンテ選手が頭一つリードしています。キム・キョンテ選手は日本人の中でも知っている人が多い選手で、2010年には賞金王になっています。今年は5年ぶりの賞金王返り咲きを狙いますが、これから秋のシーズン後半戦に向けてセーフティリードを保てるでしょうか。今のところ昨年賞金王の小田孔明選手に倍近い金額を獲得しており、今年の賞金王最右翼の選手です。日本人選手では岩田寛選手が2位と健闘しており、キム・キョンテ選手を追っています。今年はセガサミーカップを直近で優勝しており、昨年はフジサンケイクラシック覇者でもあります。ここの所国内トーナメント賞金ランキングは藤田→松山→小田と日本人選手が3年間賞金王となっています。今年は独走態勢になるかのキム・キョンテ選手と追いかける初の賞金王を狙う岩田寛選手に外国人選手が続く構図です。高額の賞金となるトーナメントが後半戦に集中しており、これから男子ゴルフは毎週のようにトーナメントが続きますので、今年の賞金王争いに関する記事も10月に入れば徐々に出てくるのではないでしょうか。楽しみが続きます。

4大大会、スピースの活躍

アメリカでは全米プロゴルフ選手権が終わり、今年のメジャートーナメントが終了しました。今年は4大大会通じて伸び盛りのジョーダン・スピース選手の活躍が目立った年でもありました。一時のタイガー・ウッズ選手やロリー・マキロイ選手を見るような安定感があり、次世代のスーパースターを予感させました。世界ランキングも1位となり、実力ともにスピース時代到来と言っても過言ではないかもしれません。スピースの魅力は何といっても大舞台での勝負強さ。今年のマスターズと全米を連勝したように、舞台が多くなればなるほど勝負強さを発揮します。昨年はシーズン終盤のダンロップフェニックス(優勝松山英樹)に来日しましたが、今年はどうなるでしょうか。世界のトッププレーヤーが日本ツアーに参戦するのも本当に楽しみです。女子ゴルフは昨日まで軽井沢でNEC軽井沢が開催されていましたが、優勝したのは台湾のテレサ・ルー選手で今シーズン早くも3勝目を飾りました。先週初優勝した西山ゆかり選手も4位に入賞し見事だと思います。残念ながら優勝はできませんでしたが、2ツアー続けての優勝争いとゴルフが安定してきました。最終日はスコアを伸ばせませんでしたが、服部真夕選手も4位タイでフィニッシュし、夏場になって調子を上げてきました。このところ思い通りのゴルフができなかった時期もありましたが、師匠の岡本プロから独り立ちしてこれからの後半戦に向けて復調してほしい選手です。

全米プロまもなく開幕

男子ゴルフは来週いよいよ全米プロゴルフ選手権が8月14日からウィスコンシン州ウィスリング・ストレイツで開幕します。このウィスリング・ストレイツ、写真を見る限り相当難しそうなコースです。ミシガン湖付近につかれていますが、写真を見る限りリンクスのような趣があります。全米屈指の難コースと言われているようですが、バンカーもかなり多く配置されており、フェアウェイも絞られているため、精度の高いショットができないとスコアメイクにつながらないコースだと思います。ピートダイが設計に携わったようですが、この起伏があり、リンクスのような難コースを世界のトッププロがどう攻めていくのか今から楽しみな一戦です。ピート・ダイと言えば、鬼才と呼ばれ世界でも数々の名コースの設計に携わっています。日本にもいくつかピートダイのゴルフ場がありますが、有名なのは栃木県日光市にあるその名もピートダイゴルフクラブでしょうか。7000Y近くの本格的なチャンピオンコースで、一度はプレーしてみたいコースです。栃木県日光市に位置しているので都心から日帰りだと少し距離はあるかもしれません。千葉県のきみさらずゴルフリンクスなどもピートダイの設計で難易度が高いコースとして有名です。栃木県のコースでは鹿沼カントリーで過去にプレーしたことがありますが、中々日光方面迄足を延ばしてゴルフをしたことはありません。鹿沼CCは所謂ポピュラーなコースですが、ピートダイCCや日光CCや小山CC、あるいはプロトーナメントも開催されたことがある、烏山城CCなど戦略性が高いコースが多く点在しています。車だと距離がありますので中々頻繁にはプレーできませんが、いつかは泊りがけでプレーしてみたい名門コースが多くあります。

 

話がゴルフ場の話題にそれてしまいましたが、全米プロゴルフ選手権出場選手ではロリー・マキロイ選手が得意としているこの大会ですが、今年はけがの影響もあり直前まで出場可否について注目が集まりました。松山英樹選手もWGCブリヂストンインビテーショナルでは初日から出遅れてしまいましたが、昨日の最終日は猛チャージの66でフィニッシュ。トーナメント開催中にしっかり修正をしてきて、いい状態で本番を迎えることができそうです。お盆の時期の開催となりますが、会社休みの人も多いはずで、テレビ中継が今から楽しみです。

大舞台での上位争い

女子ゴルフメジャーの全米女子オープンゴルフ(ペンシルベニア州)で日本から挑戦している大山志保選手が第2ラウンドを終えて3打差2位で折り返しというビッグニュースで3日を迎えました。3日目はスコアを伸ばせませんでしたが、それでも貫録の単独4位、首位のエイミー・ヤン選手とは5打差に広がりましたが、最終日優勝のチャンスがあることに間違いありません。大山選手にとってこの大会は3度目の挑戦になりますが、38歳のベテラン、2006年には国内ツアー賞金女王ですから、最終日もベテランらしいゴルフに期待が高ります。現地ではファーストフードを食べたりと、現地の環境になれて伸び伸びプレーできているのも素晴らしいと思います。メンタル的にも崩れる選手ではありませんので、この3日間のように伸び伸びとプレーできればチャンスが見えてきます。

 

葭葉ルミ選手と鈴木愛選手もイーブンパーの12位タイと善戦しており、これに1オーバーで横峯さくら選手が続いています。今年は挑戦している日本人選手の予選突破率も高く、特に横峯さくら選手は百戦錬磨のベテランですから、最終日どんなゴルフをしてスコアを伸ばしてくるのかも楽しみです。明日早朝からの最終日4日目、開場1900年という100年以上の歴史があるLancaster Country Clubで各選手どこまでスコアを伸ばせるか。朝早いのが大変ですがテレビ見られるようであれば頑張っておきたいと思います。

 

男子ゴルフはミュゼプラチナムオープン2015が開催されていましたが、初代チャンピオンはキムキョンテ選手となりました。過去の日本のツアー賞金王ですし、今日のようなゴルフが夏場も続けば今年もランキング上位に進出してくる選手かと思います。日本人選手最高成績は池田勇太選手の5位で、今週は外国人選手の上位独占となりました。次回以降のツアーでの日本人選手の巻き返しに期待したいところです。

初日からの完全優勝、来週は千葉が舞台

先週のサントリーレディース(六甲国際CC)はテレビで見ていましたが初日から首位に立っていた成田美寿々選手が最後は賞金ランキングトップをひた走るイ・ボミ選手を抑えて完全優勝を飾りました。今シーズンは4月のスタジオアリス女子以来の2勝目となりました。一時は逆転の成田と言われた最終日に逆転して優勝する勝負強さを見せていました。今回のサントリーレディースで通算6勝目となりましたが、そのうち5勝は最終日逆転勝ちという勝負強さ。競馬で例えるなら最後の直線勝負で瞬発力を活かしてごぼう抜きという感じでしょうか。ただ、先週のサントリーレディースは初日から首位の完全優勝ですから、先行してそのまま逃げ切りという新しいスタイルでの優勝でした。遠くアメリカでは全米女子プロゴルフ選手権が開催されていましたが、今回の優勝により全米女子と全英女子の切符を手にしたことになります。若くていきおいのある成田美寿々選手が海外の大舞台でアメリカツアー参戦組の日本人選手たちとどこまで上位進出することができるか今から楽しみな一戦が続きます。女子ゴルフは今週は舞台を千葉県に移して袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コースでニチレイレディスが開幕します。梅雨のこの時期ですが4日間天気は持ってもらいたいものです(週末は現時点では下り坂のようですが)。開催される新袖コースが位置する地域は東千葉CCや京葉CCや本千葉CC、あるいは平川CCなどゴルフ場が多数存在するアクセスのよいエリア。袖ヶ浦CCはそれらの中でも名門コースなのですが、こんな便利なエリアで名門コースのホームコースを持てることはメンバーにとって幸せなことだと思います。千葉では今年に入ってあまりプレーしていませんが、昨年成田方面で長太郎カントリークラブでラウンドしてきました。長太郎もコースがとても面白いコースですが、千葉市に位置するアクセスのよいゴルフ場に近々機会があれば挑戦してみたいものです。

今年は混戦の女子ゴルフ

今年の女子ゴルフトーナメントはここまで毎試合ごと優勝が異なる面白い展開となっています。獲得賞金はまだ時期が早いですが、先週優勝した菊地絵理香選手が2位のイ・ボミ選手に500万円近くの差をつけてリードしています。ここまで7戦終わって外国人選手が2勝、日本人選手が5勝と日本人選手の奮闘が目立っています。先週優勝した菊地絵理香選手は初優勝でしたが、先々週とその前に優勝した成田美寿々選手(22歳)と渡邉彩香選手(21歳)はまだ20代前半の勢いのある選手で、成田選手は昨年賞金ランキング上位にランクインして勢いがありますし、渡邉彩香選手は明日から静岡県で開催されるフジサンケイレディスクラシックは地元でもあり、地元に強いところをみせたいところです。ここまであげた選手以外には昨年女王のアン・ソンジュ選手のエンジンがまだかかってきていませんし、一昨年の女王森田理香子選手もまだまだこれから暖かい気候になって台頭してきそうです。今週は川奈にて毎年華やかなフジサンケイレディスクラシックが開幕します。フジテレビが全面的に協賛するのでテレビ中継も豊富ですし、毎年華やかで過酷な環境での厳しい戦いが続きます。川奈の富士コースは言わずと知れた名門コースで、世界ゴルフ100選にも選ばれた歴史と風格、由緒正しいゴルフ場です。自然の地形を活かして海に突き出した名門コースで風の計算を入れながら今年はどういった戦いになるのか、明日の開幕が楽しみです。C・H・アリソン設計の名舞台で熱い戦いが始まります。